開幕戦の富士と同様に、第3戦SUGOも予選、決勝が日曜日に開催される1デイイベントで
行われました。
44台のグリッドの最後尾には、ST5クラスのもてぎのウイナー#19が予選でのアクシデント
をのりこえて、出走を果たしました。
13:38分、3時間レースのスタートは、ローリングスタートから始まりました。
しかし、直後の3コーナーで#35と#62の2台などによる多重クラッシュが発生し、約10分間の
SCカーランとなります。ここで、早々にイエローコーションを利用して1度目のピットストップ
をこなすチームも現われました。#3、#80、#15などです。
序盤、レースをリードしていたのはPPからスタートした#28 AMG GT3(片岡龍也/ジョノレスタ
ー/メルビンモー組)のレスターでした。以下#16 BMW Z4 GT3、#1 AMG GT3(谷口信輝/フ
ァリークハイルマン/ドミニクアン組)と続きましたが, #1のハイルマンはこの日のポイントとな
った3コーナーで12周目にスピンし、コースアウト! レスキューカーによってグラベルから
脱出させられましたがほぼ最後尾まで順位を落とします。なんとかピットまで戻った#1は谷
口選手に交代し、怒涛の追い上げを開始します。36周目には#1は総合8番手まで回復、そ
して37周目にトップの#28がピットインしますが、なんとリアサスペンションのトラブル修復の
ために長い作業を強いられることとなります。
これより前の23周目には#24GT-Rも他車との接触から長いピット作業を行なっていました。
37周目に暫定のトップとなったのは#16 BMW Z4 GT3(阿部翼/横溝直輝/西田裕正組)でし
たが、ドライブスルーのペナルティを受け、50周目にはST1クラスの#3のZ33(峰尾恭輔/谷
口行規/高木真一組)が総合のトップに浮上します。しかし、63周目にはとうとう#1がトップを
奪い、87周目には#16も綜合いに復帰し116周を走りきった#1が3時間レースを制し、開幕3
連勝を遂げました。
総合3位にはST1クラスの覇者#3が今季初優勝。総合5位にST2クラスのウイナー#20 RS
オガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)がポールtoウィンで入り2連勝
を遂げました。
綜合6位にこちらもST3クラスをポールtoフィニッシュで#14岡部自動車マイロード協新計測
RX-7(小松一臣/杉林健一/増田芳信組)が今季初優勝。
総合17位にST4クラスの#38 TRACY SPORTS S2000(藤村政樹/藤田竜樹/筒井克彦組)
がこちらも今季初優勝。
綜合27位にST5クラスの#36エンドレスアドバントラストヴイッツ(添田正/岩谷昇/井尻薫組)
が開幕戦以来の2勝目です。